「耳のある者は、御霊が諸教会に告げることを聞きなさい。」 ヨハネの黙示録 3章22節(2107訳)
水曜日です。聖書66巻から1つの書を選び、その書を紹介しながら「みことば」を味わっていきます。
66巻をゆっくり読み進めながら、聖書に記された神様の愛について味わっていきます。
今日開いたのは、ヨハネの黙示録です。
イエス様の愛された弟子であり、後に、使徒と呼ばれ、教会の長老となって信仰者を愛して、教え導いたあのヨハネが書きました。
紀元90年代に記されたと思われます。
既に、ローマ帝国による激しい迫害があります。
ヨハネも捕えられて、パトモス島に島流しになっています。そこでこの幻を見せられ、教会の人々に伝えるように命じられたのです。
その内容は、他の新約聖書とは違って、預言のことばであり、それも終末の日に起きること、主イエスの再臨の時のことが中心となります。
初めに神があり、初めに神のことばがあったと、始まった聖書は、神のことばとイエス・キリストの証しを記して閉じるのです。
終末の世界が滅びる「予言」などではなく、神が信仰者を励まし、希望を与える神のことば「預言」を、余すことなくヨハネは聞き取り、目撃して、私たちに伝えてくれているのです。
しかしその内容のすべてを私たちが理解することあできません。
主の終末に向けてのご計画は、神である御子が、人となってそれも赤ちゃんとして生まれてくださると言う、私たちの想像を遥かに超えたみ業に続く、大きなご計画なのですから。
しかしこの書を読むことは、今の私の信仰生活、将来の信仰生活を支え、力づけてくれることは間違いがありません。
初めに、7つの教会に向かって、この預言のことばは語られています。
しかし個々の教会に対することば、警告、励ましと言うよりは、七つの教会はキリストを信じるすべての地上の教会を代表していると理解できます。
そしてずべての教会に主は語られます。
「耳のある者は、御霊が諸教会に告げることを聞きなさい。」
聞きなさいと、主は言われる。
2:7,:11,:17,:29,3:6,:13,:22。
そして、今の私が主イエスと再会するまでの日々に必要で大切なことばを語ってくれているのです。
「初めの愛から離れてしまった」責められるべきこと。
「あなたは苦難と貧しさを知っている、しかし、あなたは富んでいる」
「頑固にならず、悔い改めなさい」
「惑わされず、最後までイエスの教えを守りなさい」
「目を覚まして、聞いたことを思い起こしなさい」
「あなたは守られり、だから、持っていものをしっかり保ちなさい」
「なまぬるくならず、冷たいか熱いかであれ」
厳しいことばも続きますが、終末の日に滅びるのだろうかと、恐れる必要はなく、主の約束は必ず実現するのだと、期待をして聞くのです。
そしてキリストを信じることは、私たちに希望を与え、期待して今日を歩ませてくれます。
シャローム