「また、かつての世界を放置せず、不敬虔な者たちの世界に洪水をもたらし、義を宣べ伝えたノアたち八人を保護されました。」 ペテロの手紙 第二 2章5節
ペテロが手紙を書いた時の教会には、偽物の教師たちが入り込み、信仰者たちを惑わせ、教会の外の人々からは教会が批判されるような大変な状況がありました。
ペテロは、信仰者を励まします。
主は、主を愛して従う信仰者を守り、祝福の天の御国へ迎えてくださる。
しかし、主に背き、主のことばをあざ笑う者たちには、さばきをもたらします。
今、自由気ままに過ごしていて、主のさばきなどは無いと声を張り上げたとしても、さばきが無くなるわけではありません。
主は、主のご計画のままに、今はさばきを閉じこめておられるだけなのです。4節。
私たちは、知っているはずです。創世記6章に記されているノアの洪水のことを聞いています。
主は、洪水を持ちいて大地と人々をさばきました。滅ぼしました。
ただ八人。主のことばに従順に従い、富と快楽を楽しむばかりの人々に惑わされなかったノアの家族だけが生きることができました。
ここでは、そのことを主が「ノアたち八人を保護されました」と、語ります。
更に「義を宣べ伝えたノアたち」と、表現します。
義を宣べ伝えたとは、どういうことでしょうか。
主の祝福と主のさばきを、見る前から信じて、主のことばに従ったことです。
ノアには、箱船を造ると言う使命であり。
箱船を造ることが、義を宣べ伝えることでした。
そしてその他の人々には、ふさわしく洪水と言うさばきをもたらしました。
今、私たちに主から託された「義を宣べ伝える」ことがあります。
そして何よりも真理のことば、主のことばを良く聞くことが求められています。
快晴で心地良い時に、洪水の備えをするのです。
シャローム