「人々はこれを聞いて心を刺され、ペテロとほかの使徒たちに、「兄弟たち、私たちはどうしたらよいでしょうか」と言った。」 使徒の働き 2章37節

ペテロたちは、聖霊に満たされて、旧約聖書のことばから語り始めて、最後に、あなたがたが罪のない方を十字架につけて殺したのだと、真っ直ぐ明確に指摘しました。
これまでに語ったことのなかったはっきりとしたメッセージでした。

聖霊は、その場にも充ち満ちてくださり、導いてくださったのでしょう。
人々は聞きました。
ただ聞くのではなく、聞き従う姿勢でちゃんと聞きました。

そして人々の心は「強く刺された」のです。
この刺されと訳されている単語は、新約聖書中でここにしか使われていない単語です。
著者は、他には使われない言葉を選び、強く伝えるのです。

ペテロが強く真っ直ぐ伝えたように、著者のルカも強く真っ直ぐに伝えます。語るのです。
主を信じ、聖霊に満たされた人が語る言葉は、聴く人の心を強く刺し、動かします。
そして、その人は、神さまを求めるようになります。

聖霊に満たされて語る時、聞く人の心を強く刺す時があるのです。
必ずあるのです。
ですから、私たちもまた、一人でもイエスさまの前に連れて来ることができるように、イエスさまの愛を伝え、真っ直ぐに語りたい。
聞く人が心を刺される時は、主が定めています。期待し、信じて語る者として今日を始めましょう。
アドヴェントの後半、クリスマスを待ち望む、語るに良い時期です。
シャローム