「アブラムはソドムの王に言った。「私は、いと高き神、天と地を造られた方、主に誓う。」創世記 14章22節 (2017新改訳)
甥のロトがこの地域を治める王たちの争い、反乱に巻き込まれてさらわれた時、アブラムは自分の家の者たちを引き連れてこれを追います。
彼らを追跡して、ロトや他の奪われた人や物を取り返したのです。
戦利品をソドムの王がアブラムに与えようと申し出た時に、アブラムはそれを断ります。
アブラムが豊かになったのはソドムの王から受け取ったからだと言われないためです。
アブラムを豊かにして祝福してくださるのは、天と地を造られた神だからです。
アブラムはそれを信じています。
この事件は、元々五人の王が、13年間仕えていたケドルラオメルに背いたことから始まった戦いであり、略奪です。
人が、他の力ある誰かに仕えたとしても、それは絶対と言えるものではありません。
仕えるべき王も変質します、時は、力が弱まるでしょう。
仕えていた人も、自分の方が強い力や富を持っていると考えれば、簡単に裏切るのです。
しかしアブラムは目先の富には心を魅かれません。
彼の心と行動は揺るがないのです。
アブラムは、天と地を造られた唯一の神に仕えます。
この方が、自分を祝福し守ってくださることを知っています。
この方に、愛されていることを知っていますから、他の富みや力に、心が動かされないのです。
始めから終わりまで。
いえ、地上の生涯が終えた後も、この方に仕えると言う信仰があります。
私たちは変わらない神に、変わらない信仰を持って、従い通したいものです。
その生き方には、平安と祝福があります。
シャローム