「これを知らない、彼らの子どもたちもこれを聞き、あなたがたがヨルダン川を渡って所有しようとしている地で、彼らが生きるかぎり、あなたがたの神、主を恐れることを学ばなければならない。」申命記 31章13節

5節で民に向かって「強くあれ。雄々しくあれ。彼らを恐れてはならない。おののいてはならない。」とモーセは語ります。
8節では次の指導者となるヨシュアに向かって「恐れてはならない。おののいてはならない。」とモーセは語り命じます。

これからモーセ亡き後で、彼ら、イスラエルの民は全く新しい地で生きるのです。
川を渡るのは、過去とこれまでの生活との決別を意味します。

主が与えてくださった所有地ですが、神様に敵対する民族が残っています。イスラエルに敵対するでしょう。
ですから、心を強くし、しっかりと立って生きなければなりません。
敵を恐れたり、心を弱くしておののき脅えてはいけないのです。

しかし、真に大切なことは、みことばを常に聞き、神、主を恐れることです。
人を、敵を恐れるのではないのです。
主を忘れて自分勝手に生きることを恐れるのです。
そして、主を恐れます。それは主を愛し、主のことばを仰ぎ、敬意を払って日々を生きることです。

これを知らない子どもたちとは、エジプトでの主の業を実際に経験していない世代のことです。
知らなくても、みことばに聞くことで知るのです。そして主を恐れることを学ぶのです。
人ではなく、神、主を恐れます。
そして主に愛されていることを知って、主を愛するのです。

シャローム