「神である主は、人に呼びかけ、彼に言われた。「あなたはどこにいるのか。」」 創世記3章9節
3章は最初の罪の章です。
サタンである蛇に惑わされて女は神様との約束を破ります。
女はまた、男を誘い、男は神様との約束を破り、園の中央の木の実を食べました。
こうして人は最初の罪を犯してしまいました。
神である主は、ここで彼、男に呼びかけます。
彼に呼びかけているのです。彼が何処にいるのか、神様は皆目わからなくて叫んでいるわけではありません。
明確に彼に呼びかけて声を上げています。
「あなたは」と、神は彼に対して問いかけています。
「どこにいるのか」と、尋ねています。
場所を聞いているのではありません。
「はい。ここにいます。」と、神様の呼びかけに応答することを求めておられるのです。
しかし、男は答えません。
言い訳をします。
現代に生きる私たちも同じでしょう。
神を何か恐ろしく思ったり、自分の罪を隠そうとするからなのか、私たちは神様の呼びかけに素直に端的に答えることに躊躇します。避けます。
それは神様の悲しまれることです。
失敗することや、罪を犯してしまうことよりも、神様は神様の呼びかけに答えない私の存在を悲しまれます。
今も、神である主は、あなたに目を注ぎ、あなたに呼びかけます。
「あなたはどこにいるのか。」
余分な言葉、説明、言い訳は必要ありません。
「はい。私はここにいます。」
それだけで、真の神、愛の神様の前には十分なのです。
シャローム