「「わたしがそれを送り出す。 ー万軍の主のことばー それは盗人の家に、また、わたしの名によって 偽りの誓いを立てる者の家に入り、 その家の真ん中にとどまって、 その家を柱と石とともに絶ち滅ぼす。」」ゼカリヤ書 5章4節

再び幻を見ます。今度は飛んで行く巻物です。
巻物には十戒に照らし合わせた罰が記されているようです。
巻物が行った先では、巻物によって罪が暴かれて、さばきがおこなわれるのです。
主がそれを行われます。
終末の日の主のさばきなのです。

巻物によって暴かれる罪は、徹底的なものです。
家の真ん中で柱を絶ち滅ぼすとは、家の上部をさばくことを示します。
石とは、基礎の石です。
さばきが、上部、表面に現われてくる罪だけではなく、罪の根っこの部分までも暴かれてさばきがおこなわれることを示します。

巻物によって私たちの罪はすべて暴かれて、さらされ、さばきを受けるのです。
巻物とそこに記されている十戒という決して変わらない基準があるのです。
揺るがない主の基準です。それは同時に変わらない主の愛が、主に従うものには注がれていくことを示しています。

ゼカリヤのように巻物を見る者となるか、巻物に見られて罪を照される者になるのか。

シャローム