「そしてこう言った。「ガリラヤの人たち、どうして天を見上げて立っているのですか。あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行くのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになります。」」 使徒の働き 1章11節

今日から新約聖書は「使徒の働き」を読みます。
著者はルカです。「ルカの福音書」に続けて、ローマにいるテオフィロとローマ人を初めとした異邦人に向けて書きました。
ペテロからパウロへと宣教の働きの中心が移っていく様子も細かに記されていきます。
イスラエルからは外国の地とそこに住む異邦人に向けて語られていますので、私たちに向けて直接語られていることばだと言えます。

今朝は、11節を記しました。
イエス様との再会の約束が確認され、励まされていく場面です。
ヨハネの福音書14章18節で、イエス様が以前に、弟子たち語られたとおり、天に昇った後、再び地上に来てくださるという約束が、ここでは、「白い衣を着た二人の人」と記される御使いによって、再度、伝えられるのです。

私たちには、終末の日がいったいいつになるのか、イエス様がいつもう一度この地上に来られるのかは、明確に知ることはできません。
知る必要もないのです。
何故なら、イエス様がまた来ると語られ、御使いも「またおいでになります」と、語っているからです。
イエス様の約束が果たされなかったり、変わってしまったことは一度もありません。
イエス様がクリスマスに地上に生まれてくださったのも、創世記3章15節で、主がアダムに語られたことが実現しているのです。

私たち人と違って、主は偽りを言うことがありません。
実現が不可能なこともないのです。
ですから、私たちはいつということを気にするのではなく、主イエスがまたおいでになることを期待し、楽しみにしつつ、主を愛し、主を信じ、主を証しして、一日一日を大切に過ごせばよいのです。

主はまたおいでになります。
主イエスよ。早く来てください。

シャローム