「しかし、愛する者たち。あなたがたは自分たちの最も聖なる信仰の上に、自分自身を築き上げなさい。聖霊によって祈りなさい。」ユダの手紙 20節 (2017新改訳)
この書も短い手紙です。
特徴が幾つも上げることができます。
著者は、地上でマリアとヨセフの子ども、即ち、イエス様の弟であったユダです。
ユダは、イエスの弟とは名乗らないで「イエス・キリストのしもべ」と、手紙の冒頭で名乗りました。
ここにユダの信仰と、救い主に従う姿勢が表れています。
そう、私たちも主のしもべとして、喜びと平安をいただいて、この地上での信仰生活を全うしたいのです。
また、この手紙には当時の人々が読んでいたと思われる書物からの引用があることが興味深いです。
9節の内容は、旧約聖書には、その記述がありません。
しかし、ユダが、いい加減な内容を信じていたと言うことではなく、そのような記述をも引用して、日々の信仰生活での正しく愛のある歩み方を示したのです。
それはこの時、偽の教えが教会の中に密かに入り込んでいたからです。
ですからあらゆる場面を通して、信仰の戦いを、必死に戦い抜くように教えるのです。
イエス様は、私たちを助けてくださいます。
その助けを受けて、戦い抜くために祈らなければなりません。
信仰に、他のものを混ぜてしまってはいけないのです。
主イエスのことばだけを頼りとし、聖書を読み、祈ります。
聖なる信仰とは、愛と義とを実践する毎日の生活の中から築かれていくものです。
自分のためにだけ祈るのではなく、信仰の友人、神の家族の一人ひとりのため、イエス様の愛が更に広く広がるように祈ります。
それを求める時、聖霊が祈る言葉をも与えてくれるのです。
そして更に祈りたいと、祈る心も与えて、強めてくれることでしょう。
シャローム