「義の実を結ばせる種は、平和をつくる人々によって平和のうちに蒔かれるのです。」 ヤコブの手紙 3章18節

3章の前半は、舌が害毒を広げてしまう制御するのに難しい身体の器官だと教えます。
私の舌は、主を賛美した同じ舌で隣人を呪うものだと示すのです。
そして舌から出た害毒のある言葉はその瞬間から広がり、遠くにまでその影響を及ぼしてしまう注意すべきものであると語ります。

私たちは自分の知識で口を開き、自慢したり、真理に逆らったすることがないようにと忠告するのです。
そして主を信じる者であるならば、主からの知恵をいただいて、自分の舌を制御するだけではなく、行ないを通して平和をつくる者になるのだと教えます。
ヤコブは1章20節で「人の怒りは神の義を実現しません」と、教えてくれました。
今朝の箇所とは全く反対です。
怒りは、心のうちに罪を増幅させ、害毒ある言葉を舌に上らせます。
そして、その舌から出る言葉は神の義に逆らい、人を傷つけるのです。

しかし、主の知恵をいただいて舌を慎み、平和のために動く人は、行く先々で平和の種を蒔き、神の義を実現していくのです。
怒りではなく、優しさと協調性と偏見のない思いと行動で今日一日を歩み通したい。
シャローム