「地の王たちは,この女と淫らなことを行い,地に住む人々は、この女の淫行のぶどう酒に酔いました。」ヨハネの黙示録 17章2節 (2017新改訳)
1節には「大淫婦」そして5節には「大バビロン」と言う表現もあります。
神に反逆する人たちと、信仰者を苦しめる人,或いはローマ帝国を象徴的に表していると考えられます。
この存在には大きいという表現が付けられています。
神に反逆し,苦しめる人たちの力が大きく,強いことを表しているのと同時に、その影響も非常に大きいことを表していると考えます。
地上に住む人々の多くは、真の神主を崇めるのではなく、この大淫婦を慕い,この女から与えられる利益を喜び享受します。
信仰者が迫害に会い,苦しめられてきたのとは,反対なのです。
地上での生活を喜び楽しむことを求める人が多いのです。
そしてその楽しみに,酔っています。
酔い続け,慕い続けます。
いずれその酔いが醒め,さばきが待っていることを見ようとはしないのです。
地上での生活は大切で尊く、価値あるものとして生きたい。
しかしそれは快楽や自由気ままで放縦な生活ができることが良いはずはないのです。
しかし私たちは弱く,罪の誘惑によって、その罪のぶどう酒に酔っていることに気がつかないことが多いのではないか。
しかしこの楽しみと酔いは、主イエスの流した血を嘲り,信仰者が苦しめられて流した地を嘲って拠っているのです。
私たちは酔いに身体を任せるのではなく。
聖霊にこの身と心を満たされていくことに任せる生き方をしたい。
シャローム