「ソロモンがエルサレムに主の宮を建てるまでは、この者たちが会見の天幕である幕屋の前で、歌をもって仕え、それぞれ定めにしたがって奉仕を受け持った。」 歴代誌 第一 6章32節

31〜32節には、神殿での主への奉仕として「歌うたい」のこと、現代でいうところの聖歌隊について記されます。
ここ32節では、幕屋の前で歌でもって仕え、また定めに従ってと記されています。
歌うたいの奉仕者グループが、ダビデ、そしてソロモンによって組織されて、ルールが定められて歌い、奉仕していたことが分かります。
この人たちは、レビ族の人たちです。

エジプトでヤコブが遺言を12人の息子たちに告げた時、レビは(シメオンと共に)暴虐のつるぎと言われました。
そのレビ族が、主に仕える祭司となって、人々の代表となり、賛美を導き、主に賛美の歌をささげる人たちとして、用いられます。
暴虐とまで言われた激しさは、主への熱い奉仕者となるのです。

ここ6章は、各部族の割り当て地について細かく示されています。
その中にあって、割り当て地を持たないレビ族ですが、主への奉仕の内容が示されるのです。
各部族の割り当て地の価値以上の価値が、この賛美の奉仕にあることが分かります。

私たちも今、主に賛美を通して仕えることができる喜びを味わいましょう。
また、賛美できることをもっと喜びたいと思います。

シャローム