「あなたがたが戦いに臨むときには、祭司が進み出て民に語りかけ、」申命記 20章2節

約束の地に移り住むときに、イスラエルの民は敵と戦わなければなりません。
この戦いは、主に背き、罪を重ねる町を攻略する主の戦いです。イスラエルの民が利益を得るため、力を誇るためのものではありません。
自分のために戦ってはいけない。

その戦いの最初におこなわれるのは、主からのことばが伝えられることです。
イスラエルはこのことばに従います。

ことばを伝えるのは、民の指導者や戦いのための将軍ではありません。
戦士を鼓舞するための伝令ではありません。
祭司が伝えます。
祭司が主のことばとして語り、命じるのです。
その中には励ましのことばもありますし、守るべきこと、禁止する内容もあります。
どこまでも主の正義をおこなう戦いです。

戦いの最初に登場するのは戦士ではなく、勇敢な勇士でもなく、主に誠実に謙遜に仕える祭司です。
それはイスラエルの民が、主のことばに仕えることを表します。

主の戦い以外を戦ってはいけないのです。
主のことばに仕えてるための戦いです。

シャローム