「イエスは、彼女が泣き、一緒に来たユダヤ人たちも泣いているのをご覧になった。そして、霊に憤りを覚え、心を騒がせて、」 ヨハネの福音書 11章33節
マルタ、マリアの弟のラザロが病で死んでしまった後のことです。
イエスさまは、マリアたちのところに行き、そこでマルタ、マリアが悲しみ、泣いているのを間近でご覧になります。
イエスさまの人としての感情が明確に表され、記されている貴重な場面です。
35節では、涙を流されたことを記します。
イエスさまが私たちを愛してくださっていることが分かる箇所です。
私たちの信じる救い主イエスは、私たちを遠くから眺めている神ではありません。
私たちに寄り添い、悲しみ涙を共有してくださる方です。
ご覧になってとは、共に生きて、悲しみを共有してくださっていることを示します。
ここで憤りを覚えられたのは、私たちが罪の結果である死に支配されていることに対するものです。
そして死を打ち破ってくださるのです。
今も、イエスさまは私たちのそばに寄り添っていてくださり、私の悲しみを知ってくださる方なのです。
そして、その悲しみを取り去ってくださいます。
シャローム