「またあなたがたがこの場所に来るまでに、荒野であなたがたに対してなさったこと、」申命記 11章5節

主がなさったこととは何でしょうか。
3節には、エジプトの王とその全土になさったことという同じ表現があります。
2つの節は、並べられて教えられます。
主のことばにことごとく逆らい、主を侮った王と全土には、呪いがありました。主のさばきがあったのです。
それに対してイスラエルの子らには、いつも先に祝福がありました。
ただし、幾度も主に背き、罪を犯したイスラエルには、その罪に対してさばきがありました。
しかし、恵みがあり、守られて来ました。
荒野の旅の40年間は守られて、約束の地へ導き入れていただいたのです。

イスラエルの子らの背きと不誠実に対して、主はいつも約束を守られて、民を見捨てないで恵みを注いでくださっていたのです。
この日までのことを思い起こし、経験したことを確認して、主のことばを守るのです。

私たちは、エジプトの軍馬に追い迫られる危険は経験しないでしょう。空から実際にマナが降ることを経験することもないのだと思います。
しかし、私たちも間違いなく主に守られて、そして恵みを先に受け取りながらこの朝を迎えています。それは確かです。
主の恵みを数えながら、主が私になさってくださったことを感謝して、新しい一日を歩み始めたい。

シャローム