「わたしは言った。 「おまえたちは神々だ。 みな いと高き者の子らだ。」詩篇 82篇6節
イエス様が、ユダヤ人たちに石打にされそうになったときに引用されたのがこのことばです(ヨハネ10章34節)
1節が不思議な言葉で始まります。「神の会議」「神々のただ中」とは何でしょうか。
御使いを相手に真の神、主が語りかけていると考えることもできます。
また、7節には君主たちと言う言葉もありますから、民の指導者に向って語りかけているのだとも理解できます。
大切なことはこれは、本当ならば弱い者、苦しむ者、貧しい者の味方であるべき指導者たちが、悪しき者となっていると言う現状を示すと言うことです。
イエス様も無実なのに、嫉みや憎しみを石打にされそうになったわけです。そこでこの詩篇を引用されました。
自分たちこそが正しいのだと誇って悪しきことをする者がいます。
その人たちが弱い者を苦しめます。
苦しめられている人たちは、真の神、主に助けを求めて叫ぶのです。
しかし、苦しめられたとしても、主を愛する人には、主からの助けが必ずあります。
悪しき指導者は、主にさばかれて倒されます。その日は遠くない。
私たちは主をあがめ、主に助けを求めて祈り、賛美しましょう。
旧約の時代の詩人も苦しめられ、イエス様の苦しみを受けられました。みんな私の先人でです。
そしてみんな主の助け、主からいただく平安も経験した先人です。
ですから私も恐れることなく、主を見上げて歩み通したい。
シャローム