「兄弟たちは、子羊の血と、自分たちの証しのことばのゆえに 竜に打ち勝った。 彼らは死に至るまでも 自分のいのちを惜しまなかった。」ヨハネの黙示録 12章11節 (2017新改訳)
一人の女が子を産むところから12章は始まります。
その子は、霊的イスラエルのことだと思われます。すなわち、イエス・キリストを信じる人たちです。
私たちも象徴的な意味でそうです。
神に敵対するサタンとその勢力は、その霊的なイスラエルと敵対します。
私たちの信仰生活と、この地上での生活に困難や苦しみがあるのは、このためでもあるのです。
信じる人には、サタンの攻撃があるのです。
しかし信仰者は、必ず勝利します。
三つのことがそれを示します。
1.子羊の血。
すなわち、イエス様の十字架の犠牲によって勝利します。
2,証しのことば
イエス様を証しすることによって勝利します。
3.死に至るまでも 自分のいのちを惜しまなかった。
命をも惜しまない、主に従う犠牲によって勝利します。
殉教を覚悟しなさいと言うことではないのです。
勿論、この黙示録が最初に記された時代は、激しい迫害があり、信仰者は命の危険がありましたから、勝利すると言う励ましは必要でした。
私たちは今、殉教の死を意識しないかもしれません。それは幸いなことです。
しかし、地上の生活において、最後の最後、その瞬間まで、主のことばに従い通す覚悟と、素直な信仰は必要なのです。
どんなんに困難なことが起きたとしても、勝利は確かなのです。
十字架の約束は成就しているのですから。
ですから、私たちは証しと死にまで従い通す覚悟をもって、主を愛して従いましょう。
シャローム