「こうして公正は退けられ、正義は遠く離れて立っている。 それは、真理が広場でつまずき、 正直さが中に入ることもできないからだ。」イザヤ書 59章14節

59章は、神と人とを隔てているものについて指摘します。

主の手が短くて救えないのではなく、主の耳が遠く、よく聞こえないのではないと、1節から神と人との間を隔てていることを指摘します。
私たちは、勝手なときに祈り、そして、その祈りに主が答えてくれないと訴えます。
主は、私の祈りを聞いてくれないと訴えます。

しかし、それは間違いです。
私たちが、その原因を作っているのです。
ここで言う広場とは、町の公の場所のことです。当時はそこでは人々が皆集まり、会議や裁判がおこなわれました。
真理は、その広場でつまずいて、家の中には入れません。
すなわち、前半は私の心の中には、正義がないことを指摘しているのです。
そして続く後半は、一人一人だけではなく、私たち全員の中にも、正義がないことを訴えるのです。

罪から離れ、正義を求めて生きないならば、その人の祈りは答えられることはないのです。
今、私の中に、私たちの中に公正と正義はあるでしょうか。
シャローム