「あなたは、あなたの神、主のもとで全き者でなければならない。」申命記 18章13節
18章の初めにレビ人が、祭司として主に仕え、主に養われる者であることを、イスラエルの民がしっかりと知ることを教えられます。
その上で異邦の民の慣わしを真似ないように命じます。
カナンの地に移り住んだときに、主が異邦の民を追い払われたのは、主だけを信じて、異教の神々を慕うことがないようにするためです。
子どもを神々にいけにえとして捧げたり、占い、まじない、霊媒をすることがないように命じます。
これらのことから、主を信じる人は、完全に離れるのです。
全き者であれとは、厳しい命令です。
しかし、それは完全な人間となって生活をせよという命令ではありません。
主のもとで、主だけを信じて、主のことばに従い通すことを命じることばです。
私を愛してくださって、恵みを与えてくださる神、主だけを愛しなさいということです。
他の神々や教え、慣わしに心を魅かれるなという戒めです。
喜びの時も苦しみを通るときがあっても、主だけを信じて全き者であることが命じられています。
信じるとは全き心で主に向き合うということです。
シャローム