「ギブオンで主は夜の夢のうちにソロモンに現れた。神は仰せられた。「あなたに何を与えようか。願え。」」列王記 第1 3章5節 (2017新改訳)
ソロモンが王となった最初の時は、未だ主の神殿の建設さえ始まっていません。
ソロモンは、ギブオンにある高きところで主のいけにえをささげて礼拝します。
聖書は、ソロモンが主を愛していたと、記します。
その時、主はソロモンに対して、主に願い求めよと、語りかけるのです。
ソロモンは、ダビデと違ってまだ何も成果を挙げてはいません。
戦いに勝って侵略しようとする国を退けた訳でもないのです。
戦場で、ダビデのように巨人のゴリアテを倒したこともありません。
しかし、主がダビデに約束をされた通りにソロモンがダビデの跡を継ぎ、イスラエルの王となりました。
その時、最初に主がされたのは、ソロモンに恵みを与えることです。
しかも、ソロモンに、願うものは何かと、聞いてくださるのです。
この出来事は、象徴的だと思います。
主が、最初にソロモンを王に選びました。
主が、先にソロモンに与えると、約束されました。
ソロモンはこの後、知恵を求めて主に祝福され、その願いが良いものであるとも評価されます。
しかし、恵みが与えられるのが先なのです。
主がいつも、先に恵みを与えてくださり、先に、先にと主が、私に臨んでくださるのです。
私たちは、この方を愛して従っていきたい。
恵みをくださるから、従うのではありません。従うことがそのまま恵みだからです。
シャローム