「祈るときには、あなたがたのことを思い、絶えず感謝しています。」エペソ人への手紙 1章16節

パウロがこの手紙を書いたときには、彼は何の問題もない生活をしていたわけではありません。
また、手紙の宛先であるエペソの教会にも課題や問題がありました。
しかしパウロは、手紙の冒頭で「キリスト・イエスにある忠実なエペソの聖徒たちへ」と書いています。
イエス様のことを救い主と信じて教会に集うエペソの人たちのことを喜び、敬意を払って手紙を書きます。
教えなければならないことやときには叱責もしなければならないのですが、このパウロの手紙には愛と感謝が溢れています。
手紙を書いているパウロ自身が迫害や旅の困難を経験していているのですが、エペソの人のことを思うときには、感謝の心が湧き上がってくるのです。
それも祈るたびに絶えず感謝するのです。
心配や思い煩いではなく感謝です。絶えず感謝なのです。

イエス様を信じて、イエス様のことばに従って歩む人には感謝が湧き上がります。
そして、イエス様を信じて、自分と同じようにイエス様のことばに従って歩む人の存在が、感謝の心を与えてくれます。
自分が困難を経験している最中でも、同じ信仰の友人、同労者の存在が感謝を与えてくれます。

イエス様を信じていつも祈る人には、絶えず感謝の心が与えられます。
場所は遠く離れていても、ともに祈ることができる人の存在が私に感謝を与えます。
いつも信仰の友人を友人のことを思い、祈ることが、感謝を経験する生き方なのです。

シャローム