「私たちの救いの神よ 私たちを助けてください。 御名の栄光のために。 私たちを救い出し 私たちの罪をお赦しください。 御名のゆえに。」詩篇 79篇9節

長い期間に渡って続いている苦しみ。それも敵から苦しめられている中で、神に助けを求める祈りです。
9節は、この79篇の一つの中心のことばです。
3つのことを覚えます。

1つ。「私たちの救いの神」との告白です。
明確に私の神であることを告白して、その方に助けを求めています。
私が信じる神であり、私が信じるべき神はこの方しかいないことを告白した上での祈りです。

2つ。「私たちの罪をお赦しください」との告白です。
苦しみは長いのです。
十戒にある通り、偶像を拝み、主なる神を憎む者には、父の咎を子に報いるとあります。それなので8節では「先祖たちの咎を思い出さないでください」と、願いました。
苦しみが少しでも早く終わって欲しいと祈ったのです。
けれども自分には罪がないとは言いません。
私の罪、この時代に生きる自分たちの罪を告白して赦して欲しいと願うのです。
悔い改めて、助けを求めます。

3つ。「御名のために、御名のゆえに」なのです。
繰り返されることばです。
神が、私を助けてくださる根拠は、私の義にはありません。
私が正しいから、優れているから助けていただけるのではありません。
神のあわれみと、神が与えてくださった約束のゆえに、助けてくださいと祈るのです。
すべては神のゆえに、助けがあることを委ねています。知っているのです。

神が、心を動かしてあわれみ、私を助けてくださいと強く祈るのです。
いつも御名をあがめ、御名のゆえに助けてくださいと、祈る者でいたい。
シャローム