「こういうわけで、私は膝をかがめて、」エペソ人への手紙 3章14節
続く言葉は「御父の前に祈ります」です。
パウロは、エペソの教会に集う一人ひとりのことを思いながら、心から祈っています。
当時の律法の専門家(パウロもかつてはそう呼ばれた人です)や祭司は、立って、そして両方の手を高く天へと伸して祈りました。
特別な祈りだと、誇るような祈りに見えます。
今、パウロは、自分が経験している苦難もエペソの信仰者のための祝福となり、栄光となっているのだと語ります。
そして教会の人たちのために祈ります。
その姿は、父なる神様の前に膝をかがめて、謙遜と従順を表しています。
また、教会の人たちの前にも、自分を誇ることはなく、むしろ仕えるしもべの姿をとって祈るのです。
父の前に膝をかがめて祈れることが、パウロにとっては喜びであり、恵みの時でもあるのです。
神を誇り、神に従順に従える人の心は膝をかがめながら、その心は天に届き、解放されて喜びに溢れて祈っています。
膝をかがめてい祈る祈りは、答えられることを確信している祈りです。
シャローム