「私たちが持っているこの希望は、安全で確かな、たましいの錨のようなものであり、また幕の内側にまで入って行くものです。」 ヘブル人への手紙 6章19節

6章では、信仰者が目指すべきところを示して、そこに向って忍耐を持って歩むことを教えます。
その歩みは私たちだけの忍耐の道ではなく、既に歩み通した信仰の先人に倣うものです。

しかしこの忍耐は、徒労に終わることがありません。
何故なら、ゴールできることが、主イエスによって確実なものとなっているからです。
ゴールはここで言う「幕の内側」です。それは天幕の中心、本来ならば入ることが許されない場所です。
それは信仰者が天の御国へと、入ることが許されていると言うことです。凱旋することができるのです。
忍耐は徒労で終わらず、必ず凱旋するのです。たましいの帰郷です。

そして希望とは「約束」「確証」のことです。
罪の赦しと永遠のいのちを与えると言う約束が、イエス様によって与えられています。
それを必ず与えると、神ご自身が確証をくださっています。
神は全能で完全な義の方ですから、この二つを変えることがありません。

その上、主イエスが十字架の死と復活を果たされて、天に帰っておられます。
私たちの完全な先人としての歩みを見せてくださっているのです。

ですから私たちが、イエス・キリストを信じるなら、その約束と確証は、私のたましいをしっかりとそこに錨を下ろして揺るぐことがないのです。
安心して希望を持って歩みましょう。
シャローム