「彼はその畑の真ん中に踏みとどまってこれを守り、ペリシテ人を討った。主は大勝利をもたらされた。」サムエル記 第2 23章12節 (2017新改訳)
10節にも「主はその日、大勝利をもたらされた」との、ことばがあります。
この23章は、ダビデの勇士と呼ばれる人たちの名前とその戦いぶりが簡潔に記されて紹介される章です。
ダビデは民から慕われ信頼された勇士でしたが、ダビデの部下にも多くの勇士がいたことが、ここに明確に記されます。
16節では、三人の勇士が、追われているダビデのために命がけで大切な水を汲んできたことが記されます。
その時、ダビデが主に賛美と祈りをささげたことも記されます。
それらの記述は、この勇士たちが実際に活躍してダビデを支えたことを現します。
しかしこの章で最も大切なことは、その背後にいつも主がおられたことです。
ダビデは、主の前を歩き。
勇士たちは、主に在ってダビデに仕え。
皆が主に信頼して、苦しい戦いを戦い抜きました。
そして主は、この人たちを助けて勝利を与えてくださいました。
ダビデと勇士たちも、そのことを知っています。
ここには確かに、勇士として名前が記されますが、自分を誇るのではなく、主を誇るのです。
この人たちは、ダビデの勇士ではありません。
主の勇士、なのです。
私たちは今、ダビデのように剣を手に取ることはありません。
しかし私たちも地上にあって、主の勇士であることを心に刻んで、新しい一週間を過ごしたいのです。
シャローム