「あなたはきりを取って、彼の耳を戸に刺しなさい。かれはいつまでもあなたの奴隷となる。女奴隷にも同じようにしなければならない。」申命記 15章17節
主は、豊かに財産を持つ人、富む人に命じます。
手を閉ざしてはいけない。惜しまないで、困窮する人には貸し与えて、七年ごとの免除の時には許して解放するように命じます。
免除、解放するのが嫌だからと、貸すこと助けることを惜しむようなことはしてはいけないと命じます。
何故なら、主が惜しみなく与えているからです。
そして、解放の年に、奴隷となっていた人が,主人の元から離れたくないと願うならば、それを受け入れます。
ただし、奴隷の耳を戸に刺します。
戸は、主人の家を表します。
きりで刺すとは、命がけで主人のことばを聞いて、素直に従うことを表すのです。
奴隷は,ただ残るのではなく,主のことばと主人のことばに素直に,命がけで従うことを告白して,新たに仕えるのです。
きりで刺すのは、それを象徴的に表し,目に見える形にしたのです。
興味深い形です。
明らかにした告白,形がここにあります。
私たちは耳にきりを刺してはいませんが,素直に命がけで、生涯を通して主のことばに従うのです。
シャローム