「しかし 私は絶えずあなたとともにいました。 あなたは私の右の手を しっかりとつかんでくださいました。」詩篇 73篇23節
21節、22節は詩人がかつて苦しかった時を思い返して告白をしています。
14節で語ったように、休みなく苦しめられていたことを思い起こすのです。
その苦しみは、耐えることなく続き、詩人の信仰も乱れに乱れたのです。
祈りは叫びに変わり、主の前に獣のように叫ぶばかりだったのです。
主の助けを信じて待つことができなくなりそうなくらいに苦しくて叫ぶばかりだったのです。
しかしそれでも詩人の信仰は失われず、詩人は苦しみの中から救い出されたのです。
ここ23節では「私は絶えずあなたとともにいました」と、告白をします。
しかしそれは詩人の信仰が強く揺るがなかったということではないのです。
詩人は知っているのです。
叫び出し、信仰を失いかけたほどに苦しい時、乱れていた時も、主は詩人の右の手をしっかりとつかんで離すことはなかったのです。
詩人の信仰が乱れ、詩人が弱った時、主はしっかりと詩人をつかんで支えてくださっていたのです。
詩人が苦しみから救い出され、平安を得ることができたのは、主が詩人の信仰を支えてくださっていたからです。
信仰を与えてくださり、信仰を支え守ってくださり、成長させてくださるのも主です。
絶えずあなたとともにいましたたと、告白できることは幸いです。
主が私を見捨てないことを知っている経験したと言うことだからです。
あなたのほかに私に誰が必要でしょうか。
シャローム