「子どもたち、偶像から自分を守りなさい。」ヨハネの手紙 第1 5章21節 (2017新改訳)

ヨハネは手紙の最後の最後に、自分の信仰を守るように教えました。
他の翻訳では「警戒するように」と勧める言葉もありました。
ヨハネは「子どもたち」と、親しく愛を持って語りかけています。
ここ5章では、御子を信じる者は永遠のいのちを持っているが、信じない者はいのちを持たないのだと言います。
即ちそれは、信じない者は、滅び行く者であることを示します。

ですから、御子を信じた者が御子を捨てて、滅び行く者にならないように警告し、自分自身で守るように教えるのです。
それはそれだけ危険もあると言うことです。
どんな危険でしょうか。
偶像のに対する危険とは、迫害によって殺されるよりも危険であり、陥りやすい危機だからです。

御子以外のものに救いを求めたり、真の神以外のものを一番に愛するようになることは、すべて偶像なのです。
なにも「偶像の神々」と名前をつけた神を信じることだけが偶像ということではないのです。
富でも名誉でも何でも偶像になり得るのです。
守るとは、避けることでもあり自分の中から取り除くことでもあります。
気をつけ警戒して、いつの間にか神以外のものに心を引かれていくようなことがないようにしなければなりません。
そのためにも神をより深く知り、神を愛して神の命令を大切に実践していくのです。
みことばに親しみ、祈りを重ねることが力になることを心に刻んでおきたい。
シャローム