「信仰によって、私たちは、この世界が神のことばで造られたことを悟り、〜」ヘブル人への手紙 11章3節、え前半 (2017新改訳)

ここ11章は、ヘブル人への手紙の中心となる言葉で埋め尽くされる章です。
中心の中の中心。信仰の中心です。

「信仰によって」なのです。
3節から31節に至るまで、日本語の聖書で、節の文章の頭に「信仰によって」と、記される文章が繰り返されます。
ギリシャ語の聖書を開きますと、どの節も最初に「信仰」と、一言知るしてから、言葉が続けられるのです。
「信仰。神のことばで、世界は造られた」
「信仰。神の召しを受けて、出て行きました」
「信仰。穏やかに受け入れたから、滅びなかった」

信仰に立ち、信仰に生き、信仰を告白する。
私の人生、私の毎日には「私」が先にあるのではなく、「信仰」が先にあり。
「信仰」によって行動する。
その時、見ることができなくても、主の約束は必ず成就します。

ただし、その約束のすべてが実現するのは、この地上での私の何十年かの人生においてではない。
かの日の、御国の完成の時に、喜びを知るのです。
信仰の友人、神の家族と、喜びを分かち合うのです。
それまでは、私の先には信仰があります。
シャローム