「イスラエルの子らに命じて彼らに言え。あなたがたがカナンの地に入るときには、あなたがたへのゆずりとなる地、カナンの地とその境界は次のとおりである。」 民数記 34章2節
カナンの地を各部族に受け継がせるために、主が命じている箇所です。
ここに主の恵みと秩序があります。
各部族に公平にそしてふさわしく与えられていきます。
ルベン族、ガド族、マナセの半部族はヨルダン川の向こう側に相続地を受け取っているので、川を渡った先のカナンの地では相続地を受け取りません。
主は、大判振る舞いをされる方ですが、ゆずりの地、即ち、相続地においては、どこまでも公平に与えてくださるのです。
そして思います。
アブラハムが見渡した地はどこまで続き、広がっていたのだろうかと、想像をするのです。
主は、ここで境界線を明確に示されます。
イスラエルの子らは、無条件にこの地域を受取り、支配することはできません。
主が、境界を定めて与えてくださるのです。
主のあわれみと恵みを越えることはありません。
主が定めた境界線は、イスラエルの子らの中で絶対のものです。勝手に移して変えることはできません。
一人一人にふさわしく与えられているのです。
多くもなく、少なくて足りないこともありません。
ここは主からのゆずりの地、相続財産として与えられているのです。
いえ、預かったと考えるべきです。
主は、私たちを信用して、主の財産、宝を預けてくださったのです。
恵みに感謝して、その地を生かしていきましょう。
シャローム