「あなたは あなたを恐れる者に 旗を授けられました。 弓から逃れた者をそこに集めるために。 セラ」詩篇 60篇4節
ダビデとヨアブが、アラムと戦い、エドムと戦った時の歌です。
1節を読みますと、ダビデは敗走したのだと分かります。
ダビデたちは戦いに敗れ、よろめいています。3節。
しかし、この戦いは最終的にはダビで軍の勝利で終わるのです。
それは主が戦ってくださり、主が勝利を与えてくださるからです。
ダビデは、主があわれみ勝利を与えてくださると、確信して詩のことばを結ぶのです。
敗走の原因は明らかでした。
主への不信仰に始まり、悔い改めることなく戦ったからです。
主が、イスラエルを散らし、破ったのです。それで戦いにに負けました。
しかしあわれみ深い主は、一つの恵みを与えてくださいました。
「旗」です。
戦いの時、勇士は旗の下に集い、旗を高く掲げて勝利を確信して、勇敢に戦います。
旗は勝利の象徴であり、力を示します。
この旗は、主への信仰を現します。
主は、イスラエルに強い軍事力や軍馬、剣ではなく、信仰の回復を与えてくださったのです。
旗の下に集まると言うのは、悔い改めて、自らの信仰の回復を願うことです。
信仰を、もう一度立ち上げて、新たな心とたましいで戦いに挑むのです。
信仰の確信こそ、勝利の確信です。
主への信仰無くして勝利、日々の平安もありません。
私の信仰を健全にあるようにと導き助けてくださるのも、実は主なのです。
何と言うあわれみ、恵みでしょうか。
シャローム