「そして今、あなたがたが、罪人の子らとしてあなたがたの父に代わって立ち上がり、イスラエルに対する主の燃える怒りを増し加えようとしている。」 民数記 32章14節
ヨルダン川を約束の地へと渡る手前の土地に、家畜を飼うのに好ましい土地を見つけたルベン族とガド族は、その地に住みたいと申し出ます。
家畜を飼うのにふさわしい地を望むのは正しいことのように思われますが、そうではないのです。
主は、ヨルダン川の向こうのカナンの地がふさわしい地であり、豊かに祝福されると、約束を与えてくださっています。
真にふさわしく豊かな地は、主の約束にあります。
渡って行かないのは、主の約束と主の力を信じない行為となるのです。
ここで罪人の子らと表現されるのは、40年前に初めてカナンの地を偵察した時に、その地の人々と町々を恐れて、主のことばに従おうとしなかった父の世代の罪を指しています。
今、ルベン族とガド族は、同じ罪を犯して、主の怒りをもう一度引き起こし、増し加えようとすることだと、モーセは指摘するのです。
あの時、主の怒りがくだされさばきによって、あら野をさまようことになったのに、同じ罪を重ねようとするのです。
まさに罪人の子らです。
私たちは、罪を繰り返してしまう者なのです。
自分の目に思いに留まってはいけないのです。
その弱さ、罪を認め、主の約束と御力を信じましょう。
主のことばに従う時、川のこちら、手前側にある豊かでふさわしく見えるものをはるかに越えた恵みと祝福が、渡った先にあるのです。
主はあわれみ深く全能の方です。
主の約束を信じて、主のことばに従いましょう。
あなたが留まるべきなのは、主の約束のことばです。
シャローム