「神の人がすべての良い働きにふさわしく、十分に整えられた者になるためです。」 テモテへの手紙 第2 3章17節(2107訳)
水曜日です。聖書66巻から1つの書を選び、その書を紹介しながら「みことば」を味わっていきます。
66巻をゆっくり読み進めながら、聖書に記された神様の愛について味わっていきます。
今日開いたのは、テモテへの手紙の第2です。
第1の手紙が書かれてから、テトスへの手紙を書き、その後、再び捕えられてローマの牢獄に繋がれている時に、この第2の手紙を書きました。
教会の様々な問題に対処するための手紙と言うよりは、愛するテモテを(このテモテは、若いけれど教会の指導者となっていました)励ますための手紙です。
そして冬が近づいており、高齢となっていたパウロは、トロアスのカルポの所に残してきた上着を持ってきて欲しいと、願っています。
同時に、それはテモテに会いたいと言う、この頃、弱さを覚えていたパウロの吐露でもあります。
しかし信仰者を励ますことは大事です。
そしてテモテにパウロがいたように、私たちにも、私たちが弱っている時に励ましてくれる信仰の先輩、友人がいることを覚えたい。
そこには主のあわれみが働くから。
今日の箇所で心に刻んだのは「十分に整えられた者になるためです。」と言うことです。
主によって私たちは「整えられた者」にしていただけるのです。
罪の泥沼から引き出されて、永遠のいのちの約束をいただきました。
それだけでも素晴らしい恵みです。
しかし主は、私を整えてくださる。
主のお役に立てる者へと、整えてくださる。
主を信じる信仰者として、ふさわしい者へと、整えてくださる。
テモテが、パウロに一方的に励まされるだけではなく、パウロが孤独に戦っている牢獄を、テモテが尋ねることで、パウロを励ますことができるように。
私たちも、ふさわしい者へと、整えられ。時に、愛する先人を励まし、慰めることができる存在へと、整えられるのです。
なんと有意義で喜びのある信仰者の生き方でしょう。
どうか主イエスよ。私も、あなたの前にふさわしい者へと整えてください。
パウロとテモテ、その関係に倣う者へとなりたいのです。
主よ。整えて。
シャローム