「それは、ある者たちが忍び込んでいたからです。〜」ユダの手紙 4節
イエス様の地上での家族であった弟のヤコブが執筆者です。
手紙を記した頃には、ヤコブは教会の指導者の一人となっていて、大切な働きを続けていました。
そして互いにイエス様の救いの恵みに与っていることを喜んでいることを手紙に書こうとしていたのです。
ところが、教会、信仰者たちに、ある危険が密かに迫っていることを知って、手紙の内容を変えて緊急の手紙を執筆しました。
信仰の戦いを戦いなさいと、命じる手紙、戦い抜けると励ます手紙です。
何故なら、気がつかない内に教会の交わりに福音をかき乱し、信仰者たちを惑わして滅びへと誘う者たちが現われたからです。
迫害者たちとは違うのです。
忍び込んできたのです。
旧約聖書の時にもあった、例えばカイン、バラム、コラたちのようにです。
呪いや攻撃ではなく、信仰者と教会を内側から迷わせ、罪を犯させて恵みから放縦、そして滅びへと誘うのです。
私たちが受け取っているイエス様の恵みは確かなものであり失われない望みのある約束です。
ですから、私たちは疑うことなく、時には、自らを叱り、互いに励まし合って、信仰を守り抜くのです。
忍び込まれたりしないように、注意深くいましょう。
私たちが疑わないのなら、その信仰はイエス様が守ってくださるのです。
私たちの主は、世々限りなく神であり栄光に溢れる方、そして私を深く大きく愛し、あわれみ深く導いてくださる方です。
シャローム