「あなたは、あなたの神、主があなたに与えるあらゆる民を滅ぼし尽くす。彼らにあわれみをかけてはならない。また彼らの神々に仕えてはならない。それがあなたへの罠となるからだ」申命記 7章16節

2節にも「あわれみを示してはならない」との命令があります。
イエス様に、敵のために祈ること、敵を赦すことを教えられていることを思うと、そのことと比較をして驚いてしまいます。
しかし、あわれみを示すなとの命令は、偶像の神々を慕う民との関係を完全に断ち切れとの命令であり。
偶像礼拝をイスラエルの子らの中に招き入れることがないようにとの命令なのです。
この命令は、いい加減にはできないのです。
このくらいは許されるだろうとといういい加減な心や判断は、主を信じる信仰者をやがて惑わし、主から離れてしまうことになります。

あわれみを示すなとの命令は、イスラエルの子らを、そして私たちキリスト者を偶像の神々からの誘惑から守るための命令です。
主が、私をあわれんでくださり、守ってくださっているからの命令なのです。

あわれみ深い神は同時にねたむ神です。
私たちが、主なる神さま以外を慕い、心を向けることがないように、偶像を慕う人たちとの関係を完全に断ち切ることを命じるのです。
私たちは弱いのです。ほんの少しの妥協や心の緩みが、罪の誘惑に陥ってしまうのです。
ですから、断ち切り、彼らへのあわれみではなく、徹底的な主のことばへの従順を一番とするのです。
そこには、あわれみ深い神さまから、あなたへの祝福が備えられています。そして、その祝福はやがて周りへと広がります。
主が、あわれんでくださり、最善で最高のことをなしてくださると信じています。

シャローム