「長老から、愛するガイオへ、私はあなたを本当に愛しています。」ヨハネの手紙 第三 1節
ヨハネが記した手紙の3番目のものです。これもまた第2と同じように短い手紙です。
そして手紙の冒頭から「愛する」と、愛を現すことばが続く愛の手紙です。
長老であるヨハネは大切なことを伝えるために筆を取りました。
しかし、13節の手紙の終わりにある通り、本当は今すぐにでもガイオたちのいる教会を訪問して、顔を見て離したいのです。
ヨハネのこの心を、私たちもコロナ感染症の影響で、会いたくても会えない人がいる時に似た経験をしました。
会って話をしたい、伝えたいことがある。
でもそれがかなわない時に、ヨハネが選んだことばが「愛する」でした。
ヨハネが言う愛するとは、手紙に書くだけの言葉ではなく、行動そのものです。
愛するとは、神さまの真理の中を歩んでいることであり、3節。
愛するとは、見返りや報酬を受けずに福音を伝え、援助することでした。7節。
このように行動しているガイオや他の町からやって来たイエス様を信じる人は、互いに受け入れるのです。
主イエスのために生きる同労者であり、愛する神の家族です。
ですから、遠く離れていてもそれを知っているヨハネはどうしても最初にガイオに伝えたいのです。
愛するガイオ、本当に愛しています。
私たちも、今、ヨハネに会えたなら「愛する〜本当に愛しています」と言ってもらえるのです。
それがこうして聖書に親しみ、主イエスのことばを聞く人です。
シャローム