「〜あなたがたが、聞くことに対して鈍くなっているからです。」 ヘブル人への手紙 5章11節後半(2107訳)
水曜日です。聖書66巻から1つの書を選び、その書を紹介しながら「みことば」を味わっていきます。
66巻をゆっくり読み進めながら、聖書に記された神様の愛について味わっていきます。
今日開いたのは、ヘブル人への手紙です。
この手紙は私たちに多くのことを教えてくれます。
私たちが聞き、信じることができた福音が、どれほど素晴らしいものであるのかをユダヤ教との比較で教えてくれます。
また、信仰の先人たちの歩みからも、福音を信じた者の生き方がどれほど喜びと平安、確信に満ちたものであるのかを教えてくれます。
しかしこの手紙を最初に受け取った人たちは、その時、迷い惑い、信仰を捨ててしまう者もいたような状況だったのです。
いつの時代にも、信仰が弱ったり、迷うことがあります。その時、アブラハムや他の信仰の先人たちの歩みを思い起こさせて、私たちに励ましを与え、確信を堅くさせてくれる手紙です。
アブラハムの時代に登場した大祭司メルキゼデクを例に上げて、メルキゼデクに勝る完全な大祭司イエス様のことを語ります。
ここで著者が伝えたいのは、信仰を成長させよと、言うことです。
いつまでも信仰の子ども、幼児であってはいけないのです。
私たちは、困難、迷い、弱さを経験して、しかし、信仰を成長させていき、地上での歩みを全うして、御国へ帰っていくのです。
そのために大切なことは、先人の足跡を見て、その先にイエス様を仰ぎ。
何よりも、みことばに聞くことです。
常に、聖書のみことばに、身体と心とたましいの耳を傾けて、聞く姿勢が大切です。
聞くことができなければ、信仰の成長もありません。
聞くことに、いつも敏感で、そして素直でいたいのです。
自分の言葉を語る前に、みことばを十分に聞くことを大切に、大切にしたい。
シャローム