「それを思い起こさせて、あなたがたを奮い立たせることを、私は地上の幕屋にいる限り、なすべきことだと思っています。」ペテロの手紙 第2 1章13節 (2017新改訳)
第二の手紙に入ります。
ペテロは、自分が殉教する日が近いことを覚悟しています。
「地上の幕屋にいる」とは、キリストを信じる者として、主から与えられた使命に生きることを指しています。
「なすべきこと」とは、正しいことをすることと言う意味です。そのように記している写本もあります。
ペテロは、手紙の読者を、励まし奮い立たせるのです。
主に与えられている使命に最後まで生きることを、して欲しいのです。
それがなすべきことであり、同時に正しい信仰生活でなのです。
ペテロはこの幕屋を脱ぐ時、即ち、殉教の死が迫っていることを覚悟して、それでも最後まで使命に生き、キリストと隣人を愛することをするのです。
同じように、ペテロの手紙を読む、他の信仰者にもして欲しいのです。
すべきであると、強く訴えていると言うべきでしょう。
彼ら、信仰者が、聖書の真理に堅く立って動かされることがない信仰生活を送っていても、なお、ペテロは最後の最後まで使命に生きることを、強く訴え続けるのです。
いや、信仰に生きている同労者であり、信仰の友人、神の家族だと、喜んでいるからこそ、敢えて訴えるのです。
ペテロが殉教した後も、恐れないで使命に生きて欲しいと願うのです。
私たち一人ひとりにも、この地上の幕屋にいる限り、すべき使命があります。
礼拝から始まり、礼拝に帰る七日間に委ねられた使命です。
キリストの愛を加えて、それを実践していきたいものです。
シャローム