「ダビデは、ベエロ人リンモンの子レカブとその兄弟バアナに答えて言った。「主は生きておられる。主は私のたましいを、あらゆる苦難から贖い出してくださった。」サムエル記 第2 4章9節 (2017新改訳)

サウルの子イシュ・ボシェテを密かに殺してダビデのもとへ二人の人、レカブとその兄弟バアナがやって来ます。
ダビデの敵となるイシュ・ボシェテを殺した手柄を土産にして、ダビデに取り立ててもらおうという狙いです。
ダビデは、二人を打ちます。

ダビデは、このようなことを喜びません。
だまし討ちをして殺して、敵を排除することなど、やってはいけないことなのです。
必要な助けは主から来ます。
主は生きておられるので、必ず必要な助けを与えてくれます。

そして同時に、主は生きておられるので、ダビデがどのように主の前に正しく生きるのかを見ておられます。
ダビデは、そのことを知っています。
ですから、自分の主人をだまし討ちして殺し、敵対するダビデのもとへ持ってくるような卑怯なことは許さないのです。
いつも、誰に対してもそれは変わりません。

「主は生きておられる。主は私のたましいを、あらゆる苦難から贖い出してくださった。」
との、告白は主への信頼の告白です。
同時に、この主の前に正しく、神と人を愛して生きることへの告白でもあります。
それはいつも、誰に対しても変わりません。
シャローム