「あなたがたに対する私たちの愛の心は、狭くなってはいません。むしろ、あなたがたの思いの中で狭くなっているのです。」 コリント人への手紙 第2 6章12節

コリントの教会の人たちに対するパウロの忠告のことばがあったからでしょう、彼らの中に、パウロに愛されていないと考える人が現われたのです。
パウロは、ことばを尽くして、それを否定します。
子どもたちを愛するように、教会の人たちを愛して語っているのですと。
また、敵対していた人たちさえも、パウロは赦して愛しているのだと語ります。

しかし、愛されていないと声を上げる人がいたのも確かなことです。
残念なことですが、それはその人自身がかたくなな心でパウロのことばを聞いているのです。
きっとその人たちは、神、主にも愛されていないと、口にしてしまうのです。

しかし、愛の神の心は狭くなることはありません。
ご自分のいのちを捨ててまで、罪を犯す人を赦すのですから。
ですから、パウロもまた、コリントの教会の人を愛しています。
主イエスに愛されている人は、隣人を愛し,敵さえも憎むのではなく愛したいと格闘するのです。

愛を,愛の心を狭くしてはいけないのです。
頑なな人にならないで、愛する人,愛を広げる人になっていきたい。
現実の毎日では,難しいことも多いですけれど,主が助けてくださるのですから、諦めたりしないで,愛する人になっていきたい。
シャローム