「最果てに住む者も あなたの数々のしるしを恐れます。 あなたは 朝と夕の始まる所が 高らかに歌うようにされます。」詩篇 65篇8節
罪深いことを自覚する詩人の神さまへの応答で始まる詩篇です。
真の神の前には,私たちは呟き,弁明をしないで「静けさ」沈黙で答えます。
そしてただ,神さまを賛美するのです。1節。
そうして詩人は神さまへの賛美のことばを唇に上らせるのです。
選びましたのは8節。
神さまへの正しい恐れと賛美は、詩人だけでなく,詩人が住む地だけはなく、全世界に広がっています。
「最果てに住む者」とは、詩人が訪れることが叶わない遠い土地、遥か遠くにも,神さまの力は及んでいることを示します。
また「朝と夕の始まる所」とは、陽が昇り陽が沈む地を指します。
これもまた地上にあらゆる土地を示します。
全世界のどこにも神さまは存在され,どこででもその力は認められるのです。
全世界,すべての時において真の神さまは賛美されるべき方であり、それを受けるのにふさわしいただ一人の方です。
詩人は神さまという方を知っていて賛美します。
詩人が自分が住む地で,静まり賛美する時、全世界において神さまは賛美されていることを意識するのです。
私たちもまた,最果ての地で賛美する一人です。
週の後半の一日も,賛美の溢れる心と唇をもって歩みたい。
シャローム