「キリストは私たちのために、ご自分のいのちを捨ててくださいました。それによって私たちに愛が分かったのです。ですから、私たちも兄弟のために、いのちを捨てるべきです。」ヨハネの手紙 第一 3章16節

ここはヨハネの福音書の3章16節と比較されます。同じ章と節なので二つを一緒に覚えておくと私たちは神さまの愛の大きさと深さがよく分かるようになります。
ここではイエス様と言わずにキリストと表現します。神に油注がれた救い主であることを強調するのです。
救い主が私のためにいのちを捨ててくださったのは、あの十字架の死による身代わりのことです。
罪の結果の死を、キリストご自身が受け取って、私の身代わりとなってくださったのです。
それを知った私は、キリストの愛を知り、救いが与えられることを信じました。

キリストの愛が分かった人は、兄弟のためにいのちを捨てるべきだと、ここは命じます。
死になさいではなく、キリストと同じように命を差し出して愛しなさいという命令です。
また、ここで言う兄弟とはキリストが自分と同じように愛している人ということです。
それは、自分のために生きるのではなく、キリストのために生き、兄弟のために生きて、兄弟を愛しなさいということです。
難しい命令です。
しかし、イエス様に愛されていることを喜び、イエス様の愛を知っているならば、愛することを躊躇しないはずです。
愛は失敗を覆い隠してくれますから、愛さないより愛する行動を取りましょう。
すべてはイエス様が覆い、助け導いてくださいます。

シャローム