「サウルもヨナタンも、愛される立派な人だった。生きているときも死ぬときも、二人は離れることはなく、鷲よりも速く、雄獅子よりも強かった。」サムエル記 第2 1章23節 (2017新改訳)
サウルとその息子ヨナタンの死が、ダビデにもたらされました。
ダビデは、主に油注がれた方に手を下すことを恐れなかったのかと指摘し、ダビデにサウルの死に手を下した報告者をさばき殺します。
ダビデを殺そうとつけ狙っていた、敵としてサウル王を見なかったのです。
どこまでもサウルは、主が一度は油を注がれた者であることを大切にしました。
そして自分と契約を結び、主に在って愛のある信仰の友人であったヨナタンの死を悲しみます。
その悲しみを歌に現します。
ここにある歌は、サウル王の間違った点や罪を暴く思いは欠片も見当たりません。
サウルとヨナタンの功績にだけ光を当てて、イスラエル人に示すのです。
ダビデはサウルに何度も殺されかけましたが、その息子ヨナタンはダビデを愛して守ってくれました。
ダビデはそれを大切にしたのです。
サウルを憎むより、ヨナタンを愛しました。
主を一番に愛したので、主にすべてをまかせたのです。
そして地上での別れを悲しんだのです。
それを現しました。
良い格好をし過ぎと、指摘するでしょうか?
それでも、それができるのは、主への信頼を具体的にすることのダビデの信仰の姿です。倣いたいものです。
シャローム