「いつまでですか、主よ。私が叫び求めているのに、あなたが聞いてくださらないのは。「暴虐だ」とあなたに叫んでいるのに、救ってくださらないのは。」ハバクク書 1章2節

ハバクク書を読みます。
神のさばきが記されますが、預言者であるハバククがそのことばを告げるだけではなく、民が神に問いかけるという特色があります。

主のさばきが告げられるます。イスラエルが罪を犯した結果です。
しかし、そのイスラエルの民の中にも、主を恐れる人々はいるのです。
カルデヤ人によってイスラエルが侵略され、南ユダが滅びようとする時、主を恐れる人は、主に祈ります。
主に叫ぶのです。
しかし、主は答えてくださいません。

彼らは、自分たちに罪がないと主張しているのではないのです。
しかし、敵が暴虐の限りを尽くそうとしているのも事実です。
そんな敵をさばき、救って欲しいと、彼らは叫んでいるのです。
正しいことが行われるように祈っています。

彼らは、主を信じている人たちです。
彼らは、主を正しく恐れる人たちです。さばきを恐れているのではありません。
ですから、彼らは主にだけ叫び求めます。助けは主から来ることを信じているからです。

どうして私の祈りを聞いてくださらないのですかと、叫び祈ることができる信仰を見習いたちと思います。
それは主があわれみ深い方だと知っている人の祈りです。
主に必死に祈り、叫ぶことができる者でいたい。

シャローム