「主は、ヤコブの栄えを、イスラエルの栄えのように回復される。ーかすめる者が彼らをかすめ、彼らのぶどうのつるをそこなったからだ。」ナホム書 2章2節

かすめる者とは、アッシリアとバビロンのことです。
これらの強国はイスラエルを苦しめて滅ぼしました。イスラエルの民は捕囚の民となりました。
ぶどうのつるとは、イスラエルのことです。
主が愛し果実が実るつるです。
しかし、滅ぼされました。

それでもヨナの宣教によって一度は神の前に悔い改めたアッシリアが再び高慢になり罪を重ねて、神に敵対する時、神はアッシリアをそのままにはされません。
主は、義の方です。
イスラエルの栄えとは、ダビデ、ソロモン王の頃のイスラエル王国の栄えている様子を示します。
そして、ヤコブの栄えとは、神が捕囚から解放してくださり、再び繁栄と祝福を与えてくださることを示します。

イスラエルのさばきによる滅びも、アッシリアの滅びも、主の御手によります。彼らの罪の結果です。
しかし、主は、主が愛したヤコブを、いつまでも苦しみの中に閉じこめたままにはされません。
主はあわれみ深い方です。

ヤコブが悔い改める時、神はヤコブを再び祝福してくださるのです。
主の怒りとさばきには、そのみこころの奥深くに、あわれみと回復が隠されています。
回復と赦しの神を覚え信じて歩みたいものです。

シャローム