「主は、ある人たちが遅れていると思っているように、約束したことを遅らせているのではなく、あなたがたに対して忍耐しておられるのです。だれも滅びることがなく、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられるのです。」ペテロの手紙 第二 3章9節

この世界の終末の日が訪れて、その日は、主イエスが再び地上に来られるのだと、イエス様は約束をしてくださっています。
そして、終末の日を迎えるまでに、地上での日々の中で罪を悔い改めて神を信じることが求められています。
しかし、悔い改めなければならない人たち、即ち、罪の中におり、神を背く生き方をしている人たちは、終末など来ないと嘲っています。
昔から、変わることなく地上での生活は続いていて、これからも変わらないと、根拠もなく豪語するのです。
しかし、ペテロはノアの洪水があったこととソドムの町が天からの火で焼かれたことを示しながら、主の約束は確かであることを語ります。

その上で、終末の日が近いけれども、まだ訪れていないのは、主が留めておられるからだと教えます。
主は、約束を果たせないのではなく、遅れてしまっているのでもないのです。
主は、あわれみ深く忍耐強い方なので、今はまだ罪人たちの振る舞いを忍耐しておられるのです。
主は、神さまに背いて罪を重ねる者たちのために、忍耐して機会を与えてくださっているのです。
一人でも多くの罪人が、自分の罪を認めて悔い改めて神に立ち返ることを待っているのです。
それほどまでに主は罪人さえも愛して、滅ぶことを惜しまれているのです。

今は、約束の時は過ぎ、主のあわれみと忍耐によって延長して主が待ってくださっているのです。
主のことばは必ず実現します。主の約束は必ず成就し実ります。
主と再会できる日を期待して大切に今日を歩みたい。その日は今日かも知れないのだから。

シャローム