「ダビデがペリシテ人の地に住んでいた日数は一年四か月であった。」サムエル記 第1 27章7節 (2017新改訳)
サウルから逃れるために、ダビデは敵対するペリシテ人の地に逃れて、ガテの王マオクの子アキシュのところに住みます。
ここ27章には、興味深い数字があります。
ここ7節には、ダビデがサウルから逃れてペリシテ人の地に住んだのは、一年四か月もの長い期間であることが記されます。
苦難の日々です。
命を狙われて、一年四か月もの長い期間を過ごすのです。
そして上手く立ち回り、ペリシテ人にも憎まれずに過ごしたのです。
もう一つは2節にある数字です。
六百人。
王であるサウルに追われて命を狙われているのがダビデです。
そのダビデに六百人もの勇士が従っているのです。
苦難の期間なのです。しかし、その期間に信頼できる部下を得て行くのです。
苦しく大変な状況下でも、ダビデに従っている人たちです。
この人たちは、ダビデが王になった時に、信頼できる部下となって仕えてくれます。
ダビデの苦難の期間は、ダビデを賢い指導者に成長させ。
苦難の時にも一緒に戦ってくれる部下となる仲間を得る期間になりました。
苦難も危険も、主の前に、ダビデが正しく生きるなら、一つも無駄になりません。
私たちの苦難の時も、それは将来の益、恵みのための備えの期間になります。それは主から届くのです。
私たちは、良い時も、苦難の時も、主の前に正しく、主を愛して従って歩むことが大切です。
ダビデの歩みがそれを証ししています。
シャローム