「私たちは、救われる人々の中でも、滅びる人々の中でも、神に献げられた芳しいキリストの香りなのです。」コリント人への手紙 第2 2章15節
コリントの教会に起きていた問題の一つは、間違った福音を伝えて、自分たちこそが誉められるべき指導者だと主張するような人たちがいたことでした。
そのことは教会に不安と分裂を生みました。
けれどもパウロの指摘もあって、その人たちは教会から処罰されました。
パウロは、その人たちを憎んでいるのではありません。むしろ、イエス様の福音に立ち返って、罪が赦されて救われている喜びを取り戻して欲しいのです。
そのためにはコリントの人たちは、彼らを赦して愛さなければなりません。
それだけではありません。
隣人を愛していくことは教会の中でも、教会の外にいるまだイエス様を信じていない人々の間でも、愛するべきなのです。
イエス様に愛されていることを知った信仰者は、神と隣人を愛する人へと変えられているはずなのです。
ですから、日常の生活の中で隣人を愛します。
問題が起きても、解決するだけではなく、その人を赦して愛することを求めます。
神様の前に、私たちは罪人であることを告白し、指摘します。
そしてイエス様が与えてくださった福音を示します。
そして愛します。
その姿は、キリストの香りを放つ生き方です。
パウロはその香りを放つ生き方を求め、求めるように語るのです。
シャローム