「ヨナタンは、ダビデに対する愛のゆえに、もう一度ダビデに誓わせた。ヨナタンは、自分を愛するほどにダビデを愛していたからである。」サムエル記 第1 20章17節 (2017新改訳)

ヨナタンは、父サウルがダビデを殺そうとしていることが分かったのならば、それをダビデに知らせてダビデを必ず助けると約束をします。
4節では「何でもあなたのためにします」と、ヨナタンはダビデに語ります。
また、16節では「主がダビデの敵に血の責めを問われますように」と、語りました。
このように自ら語って、契約を結んだヨナタンなのです。

この後、多くの出来事が起きますが、この言葉の通りに実現していきます。
ダビデは、最後までサウルの恐ろしい手から逃れます。
そしてサウルは死にます。
責めを負ったのです。

ヨナタンは、次の王の座よりも、ダビデとの主にある友情を取りました。
そして自分の語った言葉の通りに、ダビデのために何でもしたのです。

ヨナタンの行動は終始一貫して正しいものでした。
その行動の基盤は二つのことです。

1つ。 主への信仰。
主への信頼と従順です。
正しことを行ない、父サウルの罪をそのままにはしません。

2つ。 ダビデへの愛。
自分を愛することができたヨナタンは、同じ心でダビデを愛して行動します。
ダビデを好きか嫌いか、ダビデを守ることが」自分の益となるかならないかで、行動をしません。
ダビデを愛し、主の前に正しいことをします。

主への信仰は、隣人への愛が形なって現れます。
シャローム