「旅路にある間、イスラエルの全家の前には、昼は主の雲が幕屋の上に、夜は雲の中に火があった。」出エジプト記 40章38節 (2017新改訳)
水曜日です。聖書66巻から1つの書を選び、その書を紹介しながら「みことば」を味わっていきます。
66巻をゆっくり読み進めながら、聖書に記された神様の愛について味わっていきます。
今日開いたのは、出エジプト記です。
「モーセ五書」と呼ばれるモーセが記した律法の書二番目の書です。
題名が記す通り、イスラエルの12部族がエジプトの国を主に助け出されて出発して荒野を旅する様子を記します。
しかし旅行記ではなく、歴史書であると同時に律法を記した書です。
25章からは幕屋、即ち主を礼拝する場所に関する細かな規定が示されます。
その規定に従って、イスラエルの民は、旅の途上にある間の礼拝所を作っていくのです。
幕屋そのものの規定から、礼拝所でのみ使われる大切な調度品の数々の規定(飾り付けに至るまで)が示されます。
そして偶像礼拝に対する規定までが示されて、出エジプト記の最後になるこの40章では、幕屋の完成が記されます。
旅の途上、素材の調達も難しいと思われる幕屋の建設は、一年もかからずに作り上げられて35節で完成を告げます。
35節は、単に建物の完成の記録の終わりを告げるのではなく、幕屋には主が住んでくださり、民とともに主がいてくださることを示します。
幕屋の完成で出エジプト記は終わらないで、36〜38節が最後の言葉を記します。
それは主なる神は、主を信じる人々のの間に住まわれるだけではなく、民をを導かれる方であることを記すのです。
昼は主の雲が幕屋の上に、夜は雲の中に火となって、民を導いてくださったのです。
現在の信仰者にも同じことが言えます。
主は、私の内に住んでくださり、私の旅路(人生、毎日)を前を導き、後ろを支えてくださっているのです。
主が、私とともにいてくださることを知り、平安を得ることができるのは、幕屋、即ち、日曜日の礼拝を献げることから始まる毎日であり。
その毎日を、主は聖書のみことばを与え、祈りに答えてくださることで、導きをより確かなものとしてくださるのです。
シャローム